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藤島武二「裸體習作」
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資料名:藤島武二「裸體習作」
ふじしまたけじ「らたいしゅうさく」

作者:藤島武二 ふじしまたけじ

分類:文化財-市指定文化財-有形文化財
制作年:1906-1907  20  明治
地域:城山町
所管:鹿児島市立美術館
キーワード:有形文化財 鹿児島市立美術館 市指定文化財 絵画 藤島武二

解説:
この作品は、25号のキャンバスに油彩で描かれたもので、藤島武二がフランスに留学中の1906~1907年の作品である。この作品は、淡い茶褐色に灰色が加わった階調の統一的な画面で、後頭部の薄くなった壮年男子の背面裸像である。大半が暗部であり、暗部の微妙な変化を執拗に追求したもので、洋画の伝統的手法による真摯な作品である。光の統一的効果や構図に注意が払われている。作品が描かれた当時は、セザンヌが没してまもない頃で、後期印象派が台頭した頃でもあるが、藤島武二はひたすら画業修業に地道な歩みを求めて修練を行っていたという。