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座る女性と猫
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資料名:座る女性と猫
スワルジョセイトネコ

作者:藤田嗣治 フジタツグハル
1886~1968 (明治19年~昭和43年)

分類:美術品-油彩画
制作年:1923年  20世紀  大正
所管:鹿児島市立美術館
キーワード:エコール・ド・パリ  女性像

材質・形状・技法:油彩・キャンバス
形状(縦・高さ):114cm
形状(横):77cm
箱書・サイン等:左「嗣治 Foujita Paris」
収集年月日:2004/12/17

解説:
藤田嗣治は、東京美術学校で黒田清輝に師事し、卒業後は和田英作の助手として帝劇の壁画を描いた。また、海老原喜之助が渡仏した際にはその身元引受人となり「エビ」「おやじ」と呼び合うほどの親交を結んだ。このように、藤田は鹿児島の画家と深い関わりを持っている。また、エコール・ド・パリの日本を代表する画家でもある。 本作品は、藤田が渡仏して10年後の37歳の制作になる。日本絵画の伝統である下地と線を生かすことを念頭に置き、独自の白い下地に面相筆で肥痩のない細い線が引かれている。これによって、片手をあげて坐る若いフランス女性がすがすがしい印象をたたえて表現されており、その傍らに寝そべる猫が画面になごやかな雰囲気を添えている。