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資料詳細

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婦人肖像
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資料名:婦人肖像
フジンショウゾウ

作者:ラファエル・コラン ラファエル・コラン
1850~1916 (嘉永3年~大正5年)

分類:美術品-油彩画
制作年:1893年  19世紀後期  明治
所管:鹿児島市立美術館
キーワード:外光派 人物 肖像 女性 西洋の油彩画・彫刻

作品名(総称):婦人肖像
材質・形状・技法:油彩・キャンバス
形状(縦・高さ):81.2cm
形状(横):40.7cm
箱書・サイン等:左下にサイン R.C.
収集年月日:1956/3/31

解説:
ラファエル・コランは、写実的外光表現と、典雅なロココ調の漂う理想化された装飾画とを組み合わせて、独自の折衷様式を創造した典型的なサロン画家。本作「婦人肖像」は下絵として描かれたものである。端正で静的な構図で、樹(き)に寄り添う細身の女性は、森の妖精(ようせい)とも感じられ、清楚(せいそ)で気品が漂っている。色彩の明るさを強調した外光派を、パリ留学の黒田清輝、久米桂一郎、そして和田英作、岡田三郎助らが、コランの薫陶を受けることになる。このことが日本の洋画史の重要な一時期を画したのである。