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資料名：作品B
サクヒンB
作者：山口長男
ヤマグチタケオ
1902～1983 (明治35年～昭和58年)
分類：美術品－油彩画
制作年：1939 20世紀中期 昭和
所管：鹿児島市立美術館
キーワード：二科会 抽象
作品名（総称）：作品B
材質・形状・技法：油彩・キャンバス
形状（縦・高さ）：116cm
形状（横）：81cm
収集年月日：1993/3/12
解説：
「物事は『自然の理』で発展するものなのです」－この山口の言葉はそのまま彼の画業を語っている。この時期、作品にはまだ立体的な表現がみられる。繰り返しみるたびに、彼は郊外の風景を、宇宙に漂う地球の一角の風景として心象的に再構成したのだろうと思うようになった。穏やかな大気のような透明感、深い奥行きとそれぞれの形の浮遊感、後年の山口作品の特色はここにもある。誠実に自然に学び、自然の理に従った山口の画業は、ひたすらな日々の果てにそびえる屋久杉を思わせる。
