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資料詳細

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歪んだ四角
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資料名:歪んだ四角
ユガンダシカク

作者:山口長男 ヤマグチタケオ
1902~1983 (明治35年~昭和58年)

分類:美術品-油彩画
制作年:1956  20世紀中期  昭和
所管:鹿児島市立美術館
キーワード:二科会 抽象

作品名(総称):歪んだ四角
材質・形状・技法:油彩・板
形状(縦・高さ):183.3cm
形状(横):91.3cm
箱書・サイン等:裏面にサイン
収集年月日:1988/9/30

解説:
山口は、ソウルで生まれた。青壮年期の大半を過ごした朝鮮の地形的風土が山口作品の大きな養分となっている。ソウルの広々とした大地の色、赤土と粘土の黄色が内に横たわっているのであろう、マチエールを重ねた絵肌は重厚さを感じさせ、形は大地に厳然と根をおろしている。枝葉末節にとらわれることなく悠揚(ゆうよう)泰然とした風格ある作品が山口芸術の真髄なのである。黒の地に黄土色によって、極めて簡単な形のありようを追求しているが、その丹念な絵の具の塗り重ねは職人の手仕事を思わせる。