資料名:石谷の石坂
いしだにのいしざか
分類:文化財-市指定文化財-記念物(史跡)
制作年:19 江戸
地域:石谷町
所管:鹿児島市
キーワード:市指定文化財 記念物 史跡 旧松元町指定文化財 町田久成 有馬新七 青少年教育 石畳
解説:
万延元年(1860),幕末の勤皇の志士,有馬新七は石谷の領主28代町田久長の長子久成に招かれて,石谷の統治を託(たく)された。
新七は石谷に移り道場を建て,青年たちに剣道を教えるとともに,夜学を起こし青年たちの教育にあたったといわれる。
また,悪いことをした者に罰として遠いところから石を運ばせ,ぬかるんだ坂道を立派な石畳に仕上げた。
道路はよくなり,青年たちの悪事も止んだといわれる。
新しい道路建設のため,取りこわしが計画されたが,集落の人々の熱意により保存された。
平成17年(2005),鹿児島市の記念物(史跡)に指定された。