資料名:オフィーリア
オフィーリア
作者:オディロン・ルドン
オディロン・ルドン
1840~1916 (天保11年~大正5年)
分類:美術品-油彩画
制作年:1901-09年頃 20世紀前期 明治
所管:鹿児島市立美術館
キーワード:象徴主義 人物 肖像 西洋の油彩画・彫刻
材質・形状・技法:油彩・カルトン
形状(縦・高さ):70cm
形状(横):52.8cm
形状(その他):額装、ガラス
箱書・サイン等:左下に署名(ODILON REDON)
収集年月日:1992/10/02
解説:
シェークスピアの「ハムレット」に登場するヒロイン、オフィーリアの死の場面は、事実ではなく伝聞として読者の前に提示される。背後関係から深読みすると、過って水死したという件はフィクションのようにさえ思われる。ルドンの制作意欲は、その死の不透明性にこそ触発されたのではないだろうか。色彩を解き放ちながらも、オフィーリアの表現は非「劇的」なまでに抑制されており、それゆえ、飽くことのない夢幻の世界が紡がれ続ける。