メニューへジャンプ本文へジャンプ
.

資料詳細

最初 前 次 最後
コルの村はづれ
拡大
前の画像   次の画像
1 / 1 ) 

資料名:コルの村はづれ
コルノムラハヅレ

作者:東郷青児 トウゴウセイジ
1897~1978 (明治30年~昭和53年)

分類:美術品-油彩画
制作年:1923  20世紀前期  大正
所管:鹿児島市立美術館
キーワード:二科会 風景 滞欧作

作品名(総称):コルの村はづれ
材質・形状・技法:油彩・キャンバス
形状(縦・高さ):58.5cm
形状(横):49cm
書込み:保全状況 絵具の剥落、ウキあり
箱書・サイン等:右上:Seiji 1923 a France
収集年月日:1997/2/28

解説:
若き前衛画家として、国内で脚光を浴びていた東郷青児は、前衛運動の本場ヨーロッパヘ渡った。24歳の時である。この地に、パフォーマンスや理論中心の前衛運動に飽き飽きし、絵画を一からやり直そうという意欲に燃えていた時期に描かれたのが、この作品である。フランス・リヨン美術学校で基礎から学び始めたが、時あたかも関東大震災が発生、日本からの仕送りは途絶えた。異国の地で自活を余儀なくされた東郷は、南仏のビルヌーブ・ルーベに移住、ガラス工場の職人として働き始めた。リヨンとビルヌーブ・ルーベを結ぶ線上にコールという地がある。タイトルの「コル・・・・・・」は、この地のことではないかと推測できる。