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資料詳細

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裸婦
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資料名:裸婦
ラフ

作者:東郷青児 トウゴウセイジ
1897~1978 (明治30年~昭和53年)

分類:美術品-油彩画
制作年:1926頃  20世紀前期  昭和
所管:鹿児島市立美術館
キーワード:女性像 二科会

作品名(総称):裸婦
材質・形状・技法:油彩・キャンバス
形状(縦・高さ):18.7cm
形状(横):23.9cm
書込み:裏打ち部分に東郷青児鑑定委員会登録番号00370が記載
箱書・サイン等:TOGO 21.6.26
収集年月日:2002/12/03

解説:
 東郷青児が滞欧中に描いた作品である。未来派などの前衛的芸術運動に傾倒して1921年に渡欧した東郷だが、やがてその運動とは距離を置くようになる。本作品には、草花の中に寝そべる裸婦が、非現実的な浮遊感をもって表現されている。これは、1928年の帰国後に顕著となるシュルレアリスム調の萌芽といえる。また、作画活動中期以降の叙情的な女性像につながる要素も垣間見え、新たな様式へと変化する過渡期の作例として注目される。