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資料詳細

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資料名:ベルト・レイズの肖像
ベルト・レイズノショウゾウ

作者:ラウル・デュフィ ラウル・デュフィ
1877~1953 (明治10年~昭和28年)

分類:美術品-油彩画
制作年:1952年  20世紀中期  昭和
所管:鹿児島市立美術館
キーワード:フォーヴィスム 人物 肖像 女性 西洋の油彩画・彫刻

材質・形状・技法:油彩・キャンバス
形状(縦・高さ):73cm
形状(横):60cm
箱書・サイン等:右下にサイン Raoul dufy
収集年月日:1990/12/27

解説:
ル・アーブルの音楽一家に生まれたデュフィは、音楽をこよなく愛し、地中海の溢れる陽光を好んだ。彼の作風は、そのリズミカルな色調と線の調和ゆえ、「色彩のシンフォニー」と称される。彼は当初フォービスムの代表的画家として登場するが、後に色彩の軽妙な個性的画風に至る。彼は、元来デッサンの才に恵まれていたが、アカデミックな写実をきらい、利き腕ではない左手で故意に描き、微妙な線のニュアンスを生かしたとされる。本作品に描かれているベルト・レイズは、晩年、彼の最も身近にいた女性である。優しい表情の女性をスカーフの緑とカーペットの赤が包み込むようで、デュフィの彼女への温かい愛情が伝わってくるような最晩年の作品である。